2016

日々の光

 
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何かにつけ、いまの時代は良くないとか、金が無いとか税金取りすぎだとか、ついつい文句が出てしまう今日このごろ。でもあの時代と比べたら今はずっといい時代なのだよと自分に言い聞かせている。すくなくとも自分の人生を国家の方針によって滅茶苦茶にされてしまうということは今のところはなさそうだ。 もっと読む…

Haruki Murakamiとノーベル賞

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 毎年この時期が来るとイギリスの賭け屋によって、村上春樹さんが文学賞受賞の最有力であることが発表され、マスコミがその期待を煽り、村上ファンが中心となったカウントダウンイベントまでが報道されたりする。
 業界が村上春樹さんに期待したい気持ちも、ファン同士がともに喜びたい気持ちも分からないわけではないが、村上氏ご本人の意向を確認したわけでもないのに、ちょっと先走りすぎだという気がしないでもない。 もっと読む…

ハドソン川の奇跡

160928
 ちょっと前に人工知能が囲碁や将棋の世界チャンピオンを倒したり、外科手術の分野にもこれが応用されるなど話題となった。今あるほとんどの職業もやがて人工知能に奪われてしまうだろうとも言われている。もしや僕の憧れの職業「すし職人」も名人の技術を学習したロボットが握るようになるのかもしれないと考えると何だか切ない。いわば第三次産業革命ということで、とりわけこれからの青少年にはどんな職業を選べばいいのか見極めが重要になってくるだろう。 もっと読む…

お盆

160816
 東京都心がまるで昔にタイプスリップしたかのように静まり返り、ところどころで蝉が最後の力を振り絞って鳴いている。近所の食事処に入ると、老夫婦と久しく会ってない息子夫婦がビールを酌み交わし、かたわらでは日焼けした孫たちがはしゃいでいる。「お食事中は静かにしなきゃダメよ」などとおばあちゃんに窘められている風景も思いがけずお盆らしい。 もっと読む…

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

160808
 自由を標榜する国・アメリカでも1950~1970年代の米ソ冷戦の時代において共産主義者を弾圧しようとする動き、いわゆる「赤狩り」が猛威をふるったそうだ。最近観た映画「トランボ ハリウッドで最も嫌われた男」に詳しく描かれている。 もっと読む…

ブルックリン

160802
 「碧い瞳の外人さん」。外国人を初めて見た日本人はそのブルーの瞳に驚嘆し、以来この表現は外国人を形容する常套句のようになった。ところが、一口に外国人と言っても千差万別、今では外国人自体が取り立てて珍しくもないからか、今時こんな言い方も古いのかもしれない。そんななか、アイルランド人の女優シアーシャ・ローナンは「碧い瞳の女優さん」と敬意を込めて呼びたくなるような昨今珍しい映画スターではないだろうか。 もっと読む…

二郎は鮨の夢を見る

160702
 これははっきり覚えている。生まれて初めて知った職業は「鮨屋」だ。
 母方の家が鮨屋を営んでいたためで、とても身近な商売だった。思うに、子供が初めて身近で知った職業が何であるのかは、その後の人生に何らかの影響があるのではないか。 もっと読む…

Bill Cunningham New York (再録)

160626
 トレードマークの青い上っ張りを着て、愛用の自転車にまたがり、ニューヨークという巨大な深海を魚のように機敏に動き回る男がいる。 もっと読む…

安西水丸 展

160621
 何かと家にこもりがちな梅雨時である。
思い切って東京駅から新幹線こだまに飛び乗り、京都伊勢丹で開催中の「安西水丸展」へ出かけた。 もっと読む…

レヴェナント:蘇りし者

160604
 米アカデミー賞2016年の本丸ともいえる作品「レヴェナント:蘇りし者」を観た。 もっと読む…

サイ・トゥオンブリーの写真展

160502
まれに、この絵は子どもの落書きなんじゃないかと言われるような美術があるが、こうゆうタイプの作品の良さを人に説明するのは難しい。 もっと読む…

四十を過ぎたら

160414
 「四十を過ぎたら人は自分の顔に責任を持たねばならない」 もっと読む…

ROOM

160411
「テレビの中の人は本物?」
「みんなって誰のこと?」
"部屋"しか世界を知らなこどもの言葉の一つ一つの重みが凄い。
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リナ・ボ・バルディ

160404
 映画や写真集なんかを見て、ああこんな家に憧れるなとか、こんな部屋がいいななんて夢をふくらませることはないだろうか。
 僕はよくある。 もっと読む…

リリーのすべて

160327
 その乗り物は機能性の観点で2種類に分類できる。男と女だ。
でも乗り物の操縦士には様々なタイプがあるような気がしている。 もっと読む…

The Big Short

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 経済オンチ、マネーゲームにもとんと縁がない僕だが、お金って何だろうって考えることが結構好きだ。
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崩壊

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 大きな体躯に少年らしい笑顔があった。こどもの頃から清原を応援していたので、覚醒剤事件では少なからずショックを受けた。 もっと読む…

嫌い好き

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 その昔、母がよく「栄養があるから食べなさい」と言って鍋ものの牡蠣を僕の器によそってくるのが嫌で仕方がなかった。 もっと読む…

アカデミー賞

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 いよいよアカデミー賞ノミネート作品が発表された。

 僕の好きなアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督も同監督作品の「レヴェナント」も当然入っている。
 前回「バードマン」でアカデミー作品・監督賞の栄冠を勝ち取ったイニャリトゥは、今年も受賞が期待される。もし、そうなれば、二年連続の快挙、撮影監督のエマニュエル・ルベツキにいたっては三年連続のアカデミー撮影賞の受賞も夢ではない。 もっと読む…

2016年の課題

160228
 年明け早々、芸能ニュースが話題豊富だ。

 中でもSMAP事件は今年ナンバーワンの芸能ニュース確定だろう。
 このお家騒動ならびにフジテレビの謝罪中継を他人事だと思って見物させてもらった。
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韮崎大村美術館へ行ってきました

160216
 山梨が生んだ偉人、ノーベル生理学・医学賞受賞者・大村智さんが、鈴木信太郎の画がお好きでコレクションしていると元旦の山日(山梨日日新聞)の記事で読んだ。意外な組み合わに驚くとともに、なんだか急に鈴木信太郎が見たくなってきた。うち(小淵沢)から車で20分くらいのところに大村さんが作ったという美術館、その名も韮崎大村美術館があるという。話題の美術館にこの正月出かけてみた。 もっと読む…

寿2016

160202
 みなさま
 新年おめでとうございます。 もっと読む…