15/02/18
代々木上原駅前の「幸福書房」は岩楯幸雄さんが家族経営で営む街の小さな本屋さんだ。
地元の人には親しみをこめて「幸福さん」と呼ばれている。
本が好きな僕は10年前にこの街へ越してきたときに自分の街に馴染みの本屋があることがうれしくて、以来仕事帰りや散歩のついでによく立ち寄っている。小さな店舗でもキラリと光る品揃の書棚が素晴らしいのだ。その書棚はただマーケティングを意識して並べただけのものとはぜんぜん違って、限りあるスペースのなかで地元のお客様が好みそうな本・紹介したい本を岩楯さんが一冊づつ仕入れてきて並べた意志を持った棚だ。
おかしな話だ。本なんてどこで買っても一緒のはず。だけど同じ買うなら信頼できる人から買いたいという心理がある。対価を払って物を買う行為のなかに、商品以外にプラス何かを得ているのだろうか。 もっと読む… 13/06/17
第一条
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
僕は子どもの頃、この条文を読んでまったく理解に苦しんだ。
もっと読む… 20/01/17
帰省の折、諏訪大社にて父が一言「おまえは今年厄年じゃないか」とこぼした。
こうゆうことは知らなければ厄年じゃなかったのに、知ってしまった以上本年は僕にとって厄年になってしまった。
「あなたは今年災いがありますよ」と天から宣言されたようで何だか怖い。
あまり考えすぎないようにしようと思う。
ところがそう思えば思うほど気になってくるのが人間というものだ。 もっと読む… 05/01/17
明けましておめでとうございます。
今年の元日は東京の自宅でおせちを食べたり酒を飲んだりしてゆっくり過ごしました。
夜は専らラジオを聞いていたのですが、好きな音楽番組でジョン・レノンの有名な「Happy Xmas (War Is Over)」がかかりました。
あれ?正月早々に何でクリスマスの曲がかかるんだ。と疑問に感じたのですが、番組パーソナリティの人がこの曲はクリスマスソングの定番ですが、実は新年を祝うための曲でもあるので選びましたと言っていて、その意表をついた選曲の見事さにとっても感心したのでした。 もっと読む… 03/11/16
毎年この時期が来るとイギリスの賭け屋によって、村上春樹さんが文学賞受賞の最有力であることが発表され、マスコミがその期待を煽り、村上ファンが中心となったカウントダウンイベントまでが報道されたりする。
業界が村上春樹さんに期待したい気持ちも、ファン同士がともに喜びたい気持ちも分からないわけではないが、村上氏ご本人の意向を確認したわけでもないのに、ちょっと先走りすぎだという気がしないでもない。 もっと読む… 16/08/16
東京都心がまるで昔にタイプスリップしたかのように静まり返り、ところどころで蝉が最後の力を振り絞って鳴いている。近所の食事処に入ると、老夫婦と久しく会ってない息子夫婦がビールを酌み交わし、かたわらでは日焼けした孫たちがはしゃいでいる。「お食事中は静かにしなきゃダメよ」などとおばあちゃんに窘められている風景も思いがけずお盆らしい。 もっと読む… 02/07/16
これははっきり覚えている。生まれて初めて知った職業は「鮨屋」だ。
母方の家が鮨屋を営んでいたためで、とても身近な商売だった。思うに、子供が初めて身近で知った職業が何であるのかは、その後の人生に何らかの影響があるのではないか。 もっと読む… 26/06/16
トレードマークの青い上っ張りを着て、愛用の自転車にまたがり、ニューヨークという巨大な深海を魚のように機敏に動き回る男がいる。 もっと読む… 20/06/16
何かと家にこもりがちな梅雨時である。
思い切って東京駅から新幹線こだまに飛び乗り、京都伊勢丹で開催中の「安西水丸展」へ出かけた。 もっと読む… 14/04/16
「四十を過ぎたら人は自分の顔に責任を持たねばならない」 もっと読む… 10/02/16
大きな体躯に少年らしい笑顔があった。こどもの頃から清原を応援していたので、覚醒剤事件では少なからずショックを受けた。 もっと読む… 02/02/16
その昔、母がよく「栄養があるから食べなさい」と言って鍋ものの牡蠣を僕の器によそってくるのが嫌で仕方がなかった。 もっと読む… 19/01/16
年明け早々、芸能ニュースが話題豊富だ。
中でもSMAP事件は今年ナンバーワンの芸能ニュース確定だろう。
このお家騒動ならびにフジテレビの謝罪中継を他人事だと思って見物させてもらった。 もっと読む…
Scroll